海上釣り堀で使われるエサについて

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 魚を釣るためにはまずエサが必要で、魚種ごとに好物は異なります。マダイ釣りにはエビ、青ものには小魚やオキアミといった具合です。海上釣り堀では1つのマスの中に多種多彩な魚が泳いでおり、ねらう魚が変われば当然エサも変わります。
また、多くの釣り人が同じエサで狙うと魚はすぐに警戒してしまいます。そのため、海上釣り堀ではエサの知識と、釣り場にマッチしたエサの下調べがとても大切な要素になります。季節、天候、水温、それぞれの要素にあったエサを選びましょう。
また、最近は自家製のエサを販売する釣り場も多いです。自分で作るという手もあります。海上釣り堀の釣果を左右する3大要素は「1に釣り座、2にエサ、3にタナ」といわれるほど、エサ1つで釣果は変わります。バリエーションのあるエサ選びを行いましょう。
ここでは、代表的なエサについて記述します。

ダンゴ(練りエサ)

bait-dango海上釣り堀用に作られたもので、名前のとおり最初から球状(ダンゴ)になっています。種類は豊富にあり、魚粉の匂いが強いイワシダンゴ、粘りの強い生ミックス、アミノ酸が入ったフェロモンダンゴなど。色も重要な要素です。同色だけではなく、色違いのダンゴを3種類ほど持っていると安心です。
また、自分で固さを調整して作るダンゴもあります。これは粉末タイプを練るもので、海中で撒きエサのようにパラパラと崩れますが、釣り場によってはバラケエサ禁止の所もあるので要確認。「撒きエサ」そのものは海上釣り堀では禁止です。

生エサ

bait-fresh小魚や魚の切り身、エビ類、鳥肉の加工品などが効果的です。海上釣り堀近くの釣具店などでほぼ揃えることができます。生エサの使い方は、ねらう魚種によって小魚をさらに小さくカットしたり、イワシにサンマの切り身を付けたり、さまざま。
幅広い魚種に対応できるのが生エサの強みなので、ダンゴ同様に何種類か持っていくのがベターです。1パックずつ3〜4種類用意すれば充分です。

活きエサ

bait-livingここでいう活きエサとは、小魚を含む「活かして持って行くエサ」すべてを差します。活きエサは季節によって釣れる魚がかなり違ってきます。そして、入手が容易なエサと難しいものがあるので、事前に最寄の店などで有無を必ず確認しましょう。
青ものなどの大きな魚に関しては、ハリに付けておくだけで自らをアピールしてくれる小魚がイチ押し。
そのほか最近の釣具店では、ウグイ、稚アユ、アマゴなどを海上釣り堀用のエサとして販売しているところもあり、これらのエサもよく釣れます。